Friday 7 October 2011

The 15th Flute Convention in Shiga -1.

参加者全員フルーティスト!

 今回の帰国のメインイヴェント「第十五回日本フルートコンヴェンション」(2011.08.19~21)。8月のブラジルはシーズン中なので、普段この時期に帰国する事はありませんが、今回はコンヴェンションに呼んでもらったので異例時期に帰国することになりました。

10年前からリオへショーロの勉強に来るようになり、2003年頃にはそれまでずっとやっていたクラシック音楽にもピリオドを打ちショーロに専念。その後今まで突っ走って来て得た物も大きかったけど、ほんとはコンヴェンション会場へ行くのに少し勇気がいりました。というのも、突然クラシック界から消えてしまった私を、みなさん受け入れてくれるのだろうか?みんながクラシックやってる横で一人ショーロで参加なんて、どういう気分になるのだろうか?などなど、実は不安で一杯だったのです。行けばたくさんの旧友に会える事は分かっていながらも、8年のブランクは精神的に大きかった。

大津へ前日入りする為、ショヴィシュヴァでのホーダヂショーロを私とだいちゃん(カヴァキーニョ)で一足先に引き上げ、JR新快速に乗って45分。関西には新快速という停車駅が少なくとっても便利で速い電車があるんですよ。


この日は駅前のホテルに宿泊。到着した頃には空腹でぶっ倒れそうな状態。荷物を部屋に置いてだいちゃんとホテル周辺を探索するも、ご飯が食べられそうなレストランは見つからず、コンビニおにぎりで我慢するか、とコンビニに入ってみてもほとんど売り切れてて興味をそそる物なし。「もうちょっとだけ歩いてみて、ダメだったら諦めよう」と期待もせず歩いてたら台湾料理店を発見、頼んだラーメンがむちゃくちゃ美味しくて、機嫌良く就寝。
ちなみにギタリストのやーそはホーダヂショーロで盛り上がったらしく、最終で大津へ到着したそうです。(若いなあ…)


 さて、コンヴェンション初日、まずはホテル移動。二日目三日目はリゾート感満載の琵琶湖ホテルに泊まらせて頂きました。会場であるびわ湖ホールは昔良く仕事で行っていたところ、そして毎年演奏をしながら(現大阪交響楽団ジルベスターコンサート)年越しをしていたホールです。この日は中ホールでショーロコンサート。家族や親戚(叔父に会ったのは何年ぶりかしら…)も一杯来てくれて、オーケストラ時代の親友や大学時代の旧友達も来てくれて嬉しかった。

真っ黒。。。


 そして、台湾のジェニーちゃんももちろん来てくれたし、静岡からブラジルで知り合ったお寺の和尚さん松永泰然さんも来て下さいました。福岡からだいちゃんのお弟子さんのジロさん、仙台の庄子由里子ちゃん、そして前日・前々日に引き続き地元関西のショーロ愛好家の皆さん。応援に来てくれて、本当にありがとうございました。クラシックの中で一人ショーロなんて不安も、みんなに囲まれて感じる事もなく、安心して演奏さして頂きました。

弟が撮ってくれた写真。コンサート終了後ロビーにてやーそとだいちゃんと

ロビーにあるカフェで私を支えてくれた応援団と。ありがとう!だけど、ビールと頼んだのは紅2点の私とジェニーだけ。笛吹きはよく飲む、というのはやっぱり本当なのか??ここでは筆談で盛り上がりました。
私とジェニーと泰然和尚。彼女の発売直前のショーロCDを手に。
 お昼間のコンサートだったので、早くにお役御免。一旦荷物を置きにホテルへ戻り、聴衆として会場へ戻りました。聞きたかったのは、元大阪フィルハーモニー交響楽団首席フルート奏者で現在神戸女学院大学音楽学部教授、榎田雅祥氏のリサイタル。フルートの歴史をバロック時代から現在までを追いながら、6曲をそれぞれの時代の楽器で演奏するという貴重なコンサートでした。素晴らしかった。この会場で学生の頃一緒に学んだ人、一緒に良く仕事をした人など、たくさんの旧友に再会。「わ〜なおみちゃん〜久しぶり〜!」ってみんな声をかけてくれて、ホッ。その後はよ〜く一緒に仕事させてもらってお世話になった素晴らしいフルーティスト大江浩志氏や村松楽器の人達とかんぱ〜い!

(続)




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